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ワークショップデザイン
ファシリテーション実践ガイド

ワークショップの基本から活用する意義、プログラムデザインやファシリテーションのテクニック、企業や地域の課題解決に導入するためのポイントや注意点について、最新の活用事例と研究知見に基づいて解説します。
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PROJECT DETAIL

急成長ベンチャーの求心力向上を目的とした、新たなコーポレートアイデンティティ構築プロジェクト

製造業や小売業向けに、人工知能(AI)を活用したソリューションを提供しているベンチャー企業、株式会社テクムズから依頼を受け、ワークショップを活用したコーポレートアイデンティティ(CI)の構築を行いました。組織の視点と個人の視点を往復することで、一人ひとりにとって納得感のあるCIが生成されました。※本プロジェクトは、株式会社テクムズからCI構築のコーディネートを委託された株式会社アイデンティティからの依頼で実施しました。

  • Client

    株式会社テクムズ

  • Period

    2ヶ月

  • Member

    遠又圭佑、和泉裕之、田中風花、坂間菜未乃

PROBLEM課題

株式会社テクムズは、資金調達に伴う人員の積極採用・海外への事業展開・マーケティング投資の増加など、事業規模を順調に拡大してきた一方で、組織の軸となるコーポレートアイデンティティ(CI)が不明確になり、統一的なメッセージを社内外に発信することに課題を抱えていました。また、社員やパートナー企業、株主など、関わるステークホルダーの幅が拡大し、「関係性」の一つひとつに対する投資が希薄になってしまっている現状から、組織の土壌となる強固な関係性づくりが急務となっていました。

APPROACH実施内容

  • 組織を語る前に、いち個人として場に関わる

    ビジョン生成を目的としたワークショップを実施し、多角的な視点から自社について理解を深めていきました。また、組織開発における一般的な課題として、プロジェクトに参加する社員が、組織の課題を他人事のように捉えてしまうケースが多い点が挙げられます。そのため、今回のワークショップでは、テクムズに参加するまでの経緯や、自らが組織に対して抱いている思いを一人ひとりが個人として語り合い、理解しあうところを出発点としました。具体的には、インタビュー形式のワークを実施し、利き手は話し手が語る思いやエピソードから、“その人らしさ”を付箋に書き留め、記録することで、個人の集まりである組織を織りなす「一人ひとりのらしさ」を場に表出させていきました。

  • トップダウンとボトムアップを行き来しながらCIを生成する

    個人の思いを深掘りし、少しずつ関係性が構築されてから、組織に関する対話へと移っていきました。ボトムアップに議論を進めるだけでなく、経営トップから創業の思いやこれまでの経緯を語っていただくことで、ボトムとトップの両面から“テクムズらしさ”を抽出していきました。その後、改めて自分自身の組織に対する思いとワークショップを通して得られた情報を重ね合わせながら、テクムズが大事にする「寄り添う」という言葉を軸に、「テクムズは誰にどう寄り添うのか?」というテーマでCIの構築を進めました。

  • ワークショップを通じてCIに織り込む要素や観点を抽出する

    終盤では一人ずつCIの原案を発表してもらい、それらの原案に対して、フィードバックしあい、お互いの意図や思いを共有しながら、全体として向かおうとしている方向や、大切にしていること、違和感があることなどを議論しました。その際、無理に一つの案に絞り込むのではなく、CIに必要な要素や観点をまずは場に関わる全員で検討・確認することを重視し、終了後、ワークショップを通して生成されたアウトプットを元に、外部パートナーがCIを作り、2回の経営陣とのディスカッションを経て、納品に至りました。

RESULT結果

ワークショップによって抽出されたエッセンスをもとにCIを完成させる

最先端のテクノロジーを扱いながらも、人と社会に寄り添いサポートしようとする思いを持つ、テクムズらしい価値観を大切にしながら、コピーライティングに専門性を持つ株式会社デラシネがCIの形にまとめ、納品しました。ワークショップを通じて、組織全体にとって納得感の得られるCIのエッセンスを抽出したため、広告コミュニケーションなどにおいても一貫性のある展開が可能となりました。

POINT ポイント

  • 1

    CI構築とチームビルディングを両輪で回すプロジェクト設計

  • 2

    成長期に必要なトップダウンの要素だけでなく、ボトムアップの要素をバランスさせる場づくり

  • 3

    クリエイティブチームとの連携によるアウトプット生成