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ワークショップデザイン
ファシリテーション実践ガイド

ワークショップの基本から活用する意義、プログラムデザインやファシリテーションのテクニック、企業や地域の課題解決に導入するためのポイントや注意点について、最新の活用事例と研究知見に基づいて解説します。
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PROJECT DETAIL

独創的かつ意味のあるビジネスモデルを創出する、新規事業アイデア検証修練プログラム

「活気あるオープンな取組みが実践できる会社への変革と、チャレンジ意欲ある社員の発掘と育成」を目標に掲げる京セラ株式会社の依頼で、社員一人ひとりがビジネスモデルを生み出し、洗練していく力の修得を目的とした、半年間の学習プログラムを設計・実施しました。国内外で勤務する57名の社員を対象とした本プログラムでは、国内外の会場をオンラインで繋ぎ開催した全6回のワークショップや、チャットツール上に設けられた専用のコミュニケーションスペースでの交流を通じて、自分たちが実行する意味のあるアイデアを生み出す上で必要な思考やプロセスを学習していきました。

  • Client

    京セラ株式会社

  • Period

    7ヶ月

  • Member

    小田裕和、安斎勇樹、遠又圭佑、大野さゆり、佐藤比呂

PROBLEM課題

実行する意味のある新規事業案を創出する

昨今、新しいビジネスアイデアを生み出すためのフレームワークが数多く提唱されています。しかしながら、単にフレームに情報を落とし込んで差別化を狙うだけのアプローチでは、本質的な差を生み出すようなアイデアの到達に至るのは困難と言わざるを得ません。そうした中で、依頼主である京セラ株式会社は、自社や社会の理想をより一層追求していくためには、社員一人ひとりが、自分たちだからこそ実現する意味のあるビジネスモデルを生み出す力を身につけていることが重要だと考え、そのための学習プログラムの設計・運営をしたいというニーズを持っていました。

APPROACH実施内容

  • アイデアの核となる個人の思いや衝動、哲学を引き出す

    全6回のワークショップを中心として構成された本プログラムは、まずアイデアの起点となる個人の思いや衝動、哲学を引き出すワークから始まりました。「自身のアイデアにとって絶対に外せないこだわりは何か?」や「(私は)どんな事業を誰に届けたいと思うのか?」といった目線からアイデアを生み出すワークを通じて、新規事業を創る際に立ちはだかる困難を乗り越えるために必要なスキルや視座を身につけていきました。

  • 問いから生まれる対話を通じて、自分たちにあったソリューションを発見する

    第2回以降のワークショップでは、ビジネスモデルを検討するためのツールとして用いられる様々なフレームワークを題材として、自身のアイデアに対する理解度を深め、洗練させていきました。その際、フレームワークの項目をただ作業的に埋めるのではなく、参加者同士で問いを立て合い、お互いのアイデアについて語り合う時間を設けることで、より独自の課題やソリューションにアプローチしていくプロセスを学習していきました。

  • 海外を含む複数拠点での同時実施

    本プログラムは、国内だけでなく海外で勤務する社員も対象としていました。そこで、各ワークショップの際には、国内外の会場の様子を同時中継しながらワークに取り組んでもらい、国境を超えたファシリテーションを実施。また、チャットツールを用いた専用のコミュニケーションスペースを用意し、ワークショップ中だけでなく、日常においても、参加者間で交流し、刺激し合いながら、ビジネスモデルを磨いていける設計を施しました。

RESULT結果

アイデアを生み出すための思考とプロセスを学習し、57の新規事業が発案

ワークショップを通じて57名の参加者から一つずつアイデアが生み出され、そのうちのいくつかは事業化を見据えた動きがスタートしています。プロジェクト終了時には自身のアイデアの深まりや変化を実感したメンバーも多く、参加者一人一人が多様に成長した結果となりました。また、部署や拠点を越えた参加者間の交流も広がり、自社や他のメンバーに対する理解も深まっていました。

POINT ポイント

  • 1

    個人の思いや衝動を起点としたアイデア創出の意識づけ

  • 2

    主体的・協同的にアイデアを洗練させる問いの設計

  • 3

    オンライン活用による多拠点での同時ワークショップの実施