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「体験のデザインをする」離島プロデュースワークショップ(角川ドワンゴ学園N高等学校)【プロジェクトレポート】

REPORT
Yumi Tonan
2018.11.05
「体験のデザインをする」離島プロデュースワークショップ(角川ドワンゴ学園N高等学校)【プロジェクトレポート】

2018年8月28日、角川ドワンゴ学園N高等学校に通うN高生たちを対象に、第3回目となる離島プロデュースワークショップを実施しました。
離島プロデュースワークショップとは、「離島の隠れた魅力を発見し、他者に伝える」ことについて学ぶ全3回のワークショップです。第1回目と第2回目は昨年度実施しました(詳細はこちら)。第3回目となる今回は竹田琢と東南裕美がファシリテーターを務めました。

 

体験のデザインを学ぶ

今回のワークショップでは「体験のデザインを通して他者に魅力を伝える」方法について学ぶことを目的としていました。
 
「体験のデザイン」の定義には諸説ありますが、今回のワークショップでは「ある目的を達成するために、誰が、どんな環境で、どんな時間を過ごすのかをデザインすること」としています。
一見、「体験のデザイン」というと耳慣れない言葉だと感じられるかもしれません。しかしながら、私たちは日常の様々な場面で体験のデザインと出会っているのです。最もイメージしやすいのはディズニーランドでしょうか。ディズニーランドでの過ごし方(時間)を図にしてみるとこんな感じになります。

 
また、その時間を大枠から支えている空間は、チケットやカチューシャをはじめとした様々なモノ、にこやかなキャストやお揃いの格好で楽しむグループ、非日常なオブジェクトや隠れミッキーなどのような要素で成り立っています。
 
参加者の皆さんには、この例と同様に、「体験のデザイン」を“時間”と“空間”の二つの軸から捉え、学んでもらいました。
 
 

体験のデザインをしてみる

いくつかの例をもとに、「体験のデザインの仕方」を学んだところで、長崎県の離島の1つ、福江島の五島市を題材に、体験のデザインを考えてもらいました。
まずは「誰にその体験をしてもらいたいのか」を考えるべく、ターゲットを決定します。第2回目のワークショップで作成したペルソナから、ターゲットを選んでもらいました。それから、選んだターゲットがどんな五島市での体験に惹かれるか、考えてもらいました。


 
例えば、五島市に癒しを求めにきた20代OLをターゲットとしたチームでは、滞在中にはスマホや時計を宿に預けて、時間を気にせずゆったり過ごせる…といった体験のデザインを考えてくれました。

 
 

全3回の離島プロデュースワークショップを終えて

 
地域活性化には様々な方法があります。近年、市民参加型ワークショップなど、その地域の中にいる人が自分たちのまちについて考える機会も増えてきました。もちろん、日頃その地域に慣れ親しんでいる人だからこそ知っているその土地の魅力もありますが、ソトモノ(よそ者)がある地域に入っていって、外の視点を持ち込む意義は大きいと感じています。
 
時にソトモノは、その地域に長年慣れ親しんだ方から嫌厭されることもあります。しかし、その地域に住んでいる人が当たり前にしていることを、外部の視点から「面白さ」や「魅力」として再発見できるのは、外からその地域を見ることができる人にしかできません。
 
今回の五島市のプロジェクトはN高生の視点で、五島市の魅力を考え、「ロゴ」や「体験」を通じて、その魅力を発信する方法について考えてきました。今後も地域活性化やまちづくりのプロジェクトにおいて、ミミクリデザインらしく、新しい眼差しを入れられるような取り組みに貢献できたらとを思っています。
 
 
ご参加いただいたN高生の皆さん、ワークショップにご協力いただいた五島市職員の皆さん、ありがとうございました。

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